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マガジン名 ITブレークスルーマガジン 
タイトル 【ZEAD】 <第147号> ITブレークスルーマガジン 〜  AIデータセンター増設へ!大統領令で原子力発電を大幅増強! 〜 
記事内容
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┃   ○ <第147号> ITブレークスルーマガジン
┃  ○    〜  AIデータセンター増設へ!大統領令で原子力発電を大幅増強!  〜
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┗━━━━━━━━∞  株式会社ジード  2025.06.02 Vol.147 購読者数:2173人


  皆様こんにちは。株式会社ジードの高岩です。

  汗ばむほどの陽気に、夏服姿の人が目立つようになりました。

  そろそろ梅雨のじめじめした季節になりますが、気持ちだけは

  カラッとしていたいですね。

  さて、それでは今月もフレッシュな情報満載のメルマガをお届けいたします。

  なお、このメールは、当社顧客管理クラウドサービス(Beerfroth) から配信を

  しております。https://www.beerfroth.com/
 
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  本メルマガは、「IT・インターネットの戦略的活用」をテーマとしたものです。
  例えば、最新インターネット業界情報、クラウドに関する運用・導入・開発、
  知って欲しいセキュリティ情報などお伝えいたします。
  過去に弊社スタッフと名刺交換させていただいた方々、セミナー・展示会等に
  ご参加いただいた方々、弊社へお問合せを頂いた方々に送りさせていただいて
  おります。

         なお、配信停止をご希望の方は、文末の配信停止方法をご確認ください。

 ■□ 目次 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 【1:AIデータセンター増設へ!大統領令で原子力発電を大幅増強! 】

   旬の話題。知らないと乗り遅れちゃいますよ〜!

 【2:コンテナ実行環境を提供するAzure Container Instancesの特徴や用途を解説 】

              クラウド運用とセキュリティをテーマに、身近な情報をお届けいたします。

 【3:Model Context Protocol(MCP)でAIの活用範囲を拡張しよう 】

              開発をテーマに、気になる話題をお届けいたします。

 【4:お知らせ 】
   
   読者の皆様へのお知らせです!

 【5:求人のご案内 】

   ジードでは共に働く仲間を大募集中です!


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 【 1 】AIデータセンター増設へ!大統領令で原子力発電を大幅増強!
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  去る5月23日米国では、AIデータセンターの増設に伴う電力需要の爆発的

 な増加に対応するため米国大統領令により原子力発電所の増強が決定された。

 1978年以降、米国で建設され商業運転を開始した新規原子炉が2基にとどま

 っている状況を改善し、「原子力ルネサンス」を推進する意向だ。目標とし

 て、2050年までに米国の原子力発電容量を現在の約100GWから400GWにまで引

 き上げることを掲げている。

  大統領令の主要な柱の一つは、原子力規制委員会(NRC)への規制緩和と

 許認可プロセスの迅速化の指示だ。これは、新規原子炉や発電所の認可に

 数年かかっていた期間を18ヶ月に短縮することを目指す。具体的には、ラ

 イセンスの評価と承認に固定期限を設けたり、国防総省やエネルギー省で

 安全性が確認された原子炉設計の承認を迅速化する経路を確立したりする

 内容が含まれる。また、NRCの組織文化改革も求める。

  米国の原子力規制の大きな方針転換には、外国の技術やエネルギー源へ

 の依存を減らし、「アメリカン・エネルギー・ドミナンス」を確立するこ

 とが背景にある。米国の競争優位性を確立するために、AI開発における国

 内サプライチェーンの強化のため、ウランの国内生産と濃縮の拡大も求め

 られており、原子力発電に必要な燃料を国内で生産することを目指している。

  日本においても、国内AIデータセンターの増強は必須であり、同じく増大

 するエネルギー需要に対応していくために、原子力発電の今後の方針につい

 て再検討せざる負えなくなると考えられる。今後の日本の電力供給の対応に

 ついても注目したい。

 ■AI普及でデータセンターの消費電力 2030年までに2倍以上に IEA
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250411/k10014776311000.html



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 【 2 】コンテナ実行環境を提供するAzure Container Instancesの特徴や用途を解説
 ・‥…──────────────────────────────
 
 コンテナはアプリケーションの実行環境を簡単に構築できる手段として、開
 
 発現場でも普及してきました。アプリケーションに必要なソフトウェアのイ
 
 ンストールや設定作業をひとまとめにして共有できるため、実行環境の移行
 
 や管理の柔軟性が増し、運用期間が長いほどその導入効果が得やすいでしょう。
 
 Azure Container Instancesは、コンテナベースのインフラ環境を提供するク
 
 ラウドサービスです。コンテナの稼働に必要なCPUやメモリは個別に指定でき
 
 るので、アプリケーションの規模を問わず利用できます。さらに、グローバル
 
 IPアドレスやドメインが自動で割り当てられるため、すぐにインターネット上
 
 に公開することも可能です。また、コンテナの起動にかかる時間が短いため、
 
 一時的なタスク処理や必要に応じて稼働させるテスト環境などに活用できます。
 
 コンテナ自体にソフトウェアのインストールやサーバー設定を内包できるため
 
 起動までがスムーズで、常時稼働しておく必要のない用途のアプリケーション
 
 と相性が良いです。
 
 Azure Container Instancesでは複数のコンテナを組み合わせてアプリケーショ
 
 ンを構成できるコンテナグループと呼ばれる仕組みを備えています。これによっ
 
 て、閉じたネットワークの中でコンテナ間の通信を可能にしたり、コンテンツや
 
 ログなどをストレージで共有したりできます。また、コンテナはLinuxとWindows
 
 の両方に対応しており、Docker HubやAzure Container Registryなどのコンテナ
 
 レジストリにあるコンテナイメージから展開することが可能です。なお、コンテ
 
 ナの構成はAzureポータルから組み立てることもできますが、YAMLファイルにコー
 
 ド化したものをデプロイすることも可能で、自動構築やバージョン追跡などの構
 
 成管理が容易になります。
 
 この他にも、Azure Container Instancesの特徴や料金、使い方などについて
 
 サイトにまとめておりますのでご一読ください。

 ■コンテナ実行環境を提供するAzure Container Instancesの特徴や用途を解説
 https://www.zead.co.jp/column/azure-container-instances/


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 【 3 】Model Context Protocol(MCP)でAIの活用範囲を拡張しよう
 ・‥…──────────────────────────────

 「Model Context Protocol(MCP)」は、AIアシスタントとデータソース/ツールを

 つなぐためのオープンな規約です。

 Anthropic社が策定・公開し、AIモデルとリポジトリ、ビジネスアプリケーション、

 IDEなどを安全に連携させることを目的としています。

 USB-Cのように、あらゆるAIアプリが多様なデータソースへ一度の統一された接続で

 アクセスできる点が特徴です。

 Model Context Protocol の基盤を支える主要なコンポーネントには、

 大きく分けて「MCP サーバー」「MCP クライアント」「リソース」の三つがあります。

 まず MCP サーバー は、ファイルシステムやデータベース、外部 API などのさまざま

 なリソースを公開する軽量プログラムです。

 標準化されたインターフェースを通じてクライアントからのリクエストを受け付け、

 必要なデータや操作を安全に仲介します。

 次に MCP クライアント は、AI ツール側に組み込まれるコンポーネントで、サーバー

 と一対一のコネクションを維持しつつ、モデルが必要とする文脈情報(コンテキスト)

 の取得・送信を行います。

 最後に リソース とは、MCP サーバー経由でアクセスできるファイルやドキュメント、

 データベース、さらには GitHub リポジトリのような外部サービスまでを指し、

 これらを通じて AI モデルがリアルタイムに外部情報を活用できるようになります。

 2025年3月には OpenAI が Agents SDK と ChatGPT デスクトップアプリにおいて MCP 対応

 を正式に発表し、AI エージェントが外部ツールやデータソースと直接やり取りできる

 基盤を整備しました。

 その後、2025年4月には Google DeepMind が Gemini モデルへの MCP サポート導入を

 公表しています。

 また、MCP を導入する組織が増える中で、サーバーのライフサイクル管理やアクセス

 制御など、セキュリティ・プライバシー面の議論も活発化しており、脅威分析やリス

 ク低減策に関する最新の研究報告が登場しています。

 これらの動向は、今後さらに多様な AI アプリケーションで MCP が標準インターフェース

 となっていくことを示唆しています。

 
 ■Anthropicサイト
 https://www.anthropic.com/news/model-context-protocol 



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 【 4 】クラウド運用コラムのご紹介
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  「クラウドの管理・運用・保守」に関するお悩みにお役に立てるよう

   ジードではコラムの配信をしております!

  https://www.zead.co.jp/column/

  サイト訪問後に表示される「通知」を許可して、ぜひコラムの通知をお受け

   取りください。

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 【 5 】求人のご案内
 ・‥…──────────────────────────────

 ジードでは共に働く仲間を大募集中です!

 まじめで高い開発力を持つエンジニア
 
 自主性があり自ら進んでチャレンジする人
 
 コミュニケーション力の高い人
 
 マネジメント力を常に磨いている人
 
 常に目標を設定し自己開発を継続する人 


 【詳しくはジード求人ページまで】
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  ○●ご意見、ご感想をお寄せ下さい
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   皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
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    info@zead.co.jp 『ご意見、ご感想』係

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  ○●編集後記
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  最後までお読みいただきましてありがとうございました。
             
  5月もあっという間に終わり、6月がやってきましたね。

  この時期になると我が家は慌ててエアコンの掃除にとりかかるので

  すが、今年はおとなふたり、ぎっくり腰と足の指を骨折しているの

  もあって、なかなか重い腰があがりません。先がおもいやられますね。 

  完全なる全自動お掃除エアコンが欲しいです。

  それではまた次号にて、お会いしましょう!
                                高岩

                               
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配信日時 2025年 06月 02日 11:50