デジタルマーケティングの必要性。従来のマーケティング手法とどう異なる?

2021年1月22日


時代の流れと共に、世の中の動きが変化しつつある現在。情報化社会と言われ、現在では「デジタルマーケティング」が必要不可欠な時代となっています。

では、なぜデジタルマーケティングが必要とされるようになったのでしょうか。

本記事では、デジタルマーケティングの必要性や、既存のマーケティング手法との違いについて紹介します。

なぜデジタルマーケティングが必要なのか

一昔前までは、新聞や雑誌、専門書、テレビでしか情報を得られませんでした。時代が変わり、ネットワークが普及しはじめると、パソコンや携帯電話からのアクセスによって、簡単に情報を得ることができるようになりました。欲しいものを注文したい時は、ボタンをポンと押すだけです。知りたい情報は、Googleなどの検索エンジンを利用すれば簡単に手に入ります。この「ネットワークの発達」こそが、デジタルマーケティングが生まれた要因です。企業であれば自らの情報を発信し、世界中の顧客にアピールできます。結果として、顧客は新聞などの媒体よりも優先して、ネットから得た情報を基に購入するようになりました。このようにデジタルマーケティングは、社会において「常識」となっており、必要不可欠なものとなっています。

デジタルマーケティングの種類

デジタルマーケティングには、以下のような種類があります。

SNSマーケティングTwitterやFacebookに広告を投稿したり、拡散させる
EメールマーケティングEメールに広告を掲載して送信する
アプリマーケティングゲームの合間に広告を表示させる
SEOマーケティングGoogle等の検索エンジンで上位表示させサイトアクセス数を増やす
動画広告動画の合間に広告を表示させる
IoTマーケティングネットと接続した家電からデータを収集し、広告活動に役立てる
Pay Per Clickクリックした分だけ広告料を支払う仕組み
リスティング広告Pay Per Clickの一種。検索エンジンの上部に表示される広告
バナー広告ウェブサイト等に表示される画像の広告
アフィリエイト広告商品が売れた時にだけ広告費が発生する成果報酬型広告

今までのマーケティング手法との違いは?

今までのマーケティング手法は、企業が紹介したい商品やサービスを、CMや雑誌などの広告を使ってアピールしていました。企業からの情報を顧客に届けることができても、顧客からの要望は企業側に伝わりにくいのが問題でした。

一方、デジタルマーケティングは、顧客が本当に必要とするものが何なのか、その商品を使ってどう感じるのかなど、口コミやSNS、ビッグデータの解析で把握できます。企業はそれらの情報を基に、商品開発や販売方法などの見直しができ、広告内容やアプローチ方法の改善もできます。

インサイドセールスがなぜ必要なのか?

インサイドセールスとは、インターネットを通じて営業活動を行うことです。現在も、顧客の元へ足を運んで営業する企業もあります。しかし、大事な時間をロスしますし、顧客の人数に応じて営業スタッフの人数も必要になります。企業規模が多ければ多いほど人件費もかかるため、企業にとっては負担だけが増える状況です。

このような状況を鑑みて、時間や人件費の負担を減らすために生まれたのが、インサイドセールスです。インサイドセールスであれば、顧客に電話やメール、オンライン通話ツールで営業できますし、企業内では適切なタイミングでWeb会議を開くことも可能です。ウェブ上で営業や会議を行うことができるため、自宅での仕事も可能になります。

その他インサイドセールスの利点

インサイドセールスには、コスト削減以外のメリットもあります。顧客の温度感にあわせて、アプローチの切り分けができるのも大きな利点でしょう。直接会って営業した方が成約の確率が高い方もいますし、そうでない方もいます。このように温度感が違う方に対して、アプローチを変えられるのは営業マンにとっても助かるポイントです。

また、営業状況が一元管理できるため、他メンバーと進捗共有が簡単にできるのも利点です。営業進捗確認の時間が削減できますし、確実に決めたい案件の共有もラクにできるので、上司に助けを求めることもスムーズにできます。

マーケティングオートメーション実施のための注意点

マーケティングオートメーションとは、マーケティングを支援するためのツールやソフトウェアのことです。マーケティング業務を自動化することで、業務の効率化や生産性を高め、それによりマーケティングの可視化を図ります。この手法を取り入れたのは、アメリカが最初だと言われており、日本でもマーケティングオートメーションを取り入れる企業が増えてきました。

すぐには結果が出ない

企業側からすれば、とても便利なツールの一つですが、実はマーケティングオートメーションを導入したからと言って、すぐに結果を出せません。その理由は、マーケティングオートメーションの「流れ(プロセス)」にあります。

マーケティングオートメーションは、以下の順で行います。

  1. リードジェネレーション
  2. リードナーチャリング
  3. リードクオリフィケーション

「リードジェネレーション」は「見込み客の獲得」を意味します。自社の商品やサービスをメディアやホームページ、ブログなどのSNSを使ってアピールし、顧客に興味を持ってもらうことを目指します。

「リードナーチャリング」は「見込み客の育成」という意味を持ちます。リードジェネレーションで集めた顧客に対し、より寄り添った形で情報を提供して、将来的に顧客になってもらうことを目的とします。それぞれの顧客に対し、どうアピールすればいいのかを考え、見込み客の行動や意思決定の仕組みを理解することが必要です。

最後に行う「リードクオリフィケーション」は「見込み客の評価・選別」を意味します。購買意欲のある顧客を見極め、個別にコンタクトを取ります。具体的には、アプローチの優先順位をつけて、成約できる確率を高めていくことになるでしょう。

このように段階を踏みつつ時間をかけて運用していくのが、マーケティングオートメーションの流れになるため、始めてもすぐに結果を生み出せません。

マーケティングオートメーションでインサイドセールスと営業を補完するには?

マーケティングオートメーションで、インサイドセールと営業を補完しようと考えるならば、工夫が必要です。見込み客の行動履歴に応じて、自動的に点数をつけてくれる「スコアリング機能」は必須になるでしょう。ユーザーが自社サイトへアクセスした閲覧履歴から、どのくらい興味を持っているかが分かる「トラッキング機能」を活用させるのも手です。

このように専用の機能をうまくつかえば、うまく補完することが可能になります。

まとめ

今回はデジタルマーケティングの必要性や、従来のマーケティングとの違いについて紹介しました。デジタルマーケティングは、企業の運営や生産性を図りつつ、より良いサービスを効果的に顧客に届けるために生まれたマーケティング手法です。経済の発展に伴い、私たちの生活をより豊かに便利にする方法なのは間違いありません。これからもより一層、デジタルマーケティングの必要性は増すことでしょう。

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