SNSマーケティングの重要性と成功事例

2022年3月10日
「SNSで人を集めて販促、広報活動したほうがいいことは分かるけど、具体的に何から手をつけたらいいのかわからない」

SNSマーケティングという言葉を前にして、このような疑問や悩みをお持ちの担当者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

WEB上のマーケティング手法はさまざまで、これからWEB上で集客を考える方にとって、最初のきっかけがつかみにくいのが実情です。

当記事では、SNSマーケティングについて、基本的な概要から事例まで網羅的に解説しています。これからSNSマーケティングを始めようとお考えの方は、ぜひ記事内容をご確認ください。

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングは、人が多く集まっているSNS上で行う販促、広報活動のことを指します。

現代の集客方法の一つ

SNSマーケティングは、人気SNSのプラットフォームを借りて消費者とコミュニケーションをとり、自社ブランドを広く認知してもらい、購買につなげていくマーケティングの手法です。

近年では、従来のマスメディアよりもSNSのような新しいインターネットメディアに人が集まっています。したがって、現在はSNSマーケティングは現代に合った効率的なマーケティング手法なのです。

WEBマーケティングとの相性が良い

オフラインとオンラインの架け橋を作るO2Oマーケティングや、WEB サイト内での回遊を促すオムニチャネルとの相性がよく、高い相乗効果を見込むことができます。

O2Oマーケティングで、オフラインからオンラインへ誘導後、SNSマーケティングを経て、オムニチャネルとSNSの間に回遊性をもたせる手法がよく取られています。SNSマーケティングを行うときは、WEBマーケティングの一環として、トータルで成果を目指しましょう。

SNSマーケティングが注目されている背景

近年なぜ、SNSマーケティングが注目されはじめたのでしょうか。

SNSマーケティングの注目と時代背景を考察します。

SNS利用人口の増加

令和2年通信利用動向調査

総務省が発表した令和2年通信利用動向調査によると、近年のスマートフォンの保有率は堅調に右肩あがりとなっており、比例するようにモバイル端末を使ったインターネットやSNSの利用率も向上しています。

若者を中心に活用されていたSNSは、40代以上のシニア世代にも拡大し、最近では6歳~12歳までのキッズ層でも利用者の増加が見られるようになりました。

利用者層の拡大によって、企業が積極的にSNSマーケティングに乗り出すようになっています。

プッシュ、プル型戦略との親和性

SNSマーケティングは、基本的には店舗やWEB サイトと同じ分類のプル型営業ですが、SNSアカウントをフォローしてもらえれば、プッシュ型の営業を取り入れることも可能です。

自社アプリを持っている場合、アカウント登録まで進んでもらえると定期的なプッシュ型営業ができるようになります。

従来は人の手で行っていたプッシュ型営業ですが、SNSマーケティングをうまく行えば、ある程度自動化することが可能です。

人口減少や仕事の厳しさから営業人員の確保が難しくなりつつある近年では、SNSマーケティングを活用したオートマチックな営業方法が注目されています。

SNSマーケティングに使われるプラットフォーム

SNSマーケティングを行う上で、必須とも言えるSNSプラットフォームを紹介します。

Twitter

Twitterはテキストベースでユーザーとコミュニケーションを取るSNSで、近い距離感で交流できるため、ファンの獲得がしやすいメリットがあります。リアルタイムなトレンドが反映されることが多く、マスコミが取り上げるネット上の反応とは、Twitter上での反応を指すことが多くあります。

Twitter最大の強みは、リツイートです。ツイートを自らのフォロワーへ一気に拡散できる機能で、内容次第ではあっという間に数万人単位の人の目に触れることとなります。

費用もかからず数万人単位の人へあっという間にお知らせを伝達できることは、驚異的な仕組みといっても良いでしょう。

YouTube

YouTubeは世界最大の動画配信プラットフォームです。10代~40代までの幅広い世代のユーザーが利用しています。YouTube上で活躍するYouTuberは、エンタメからビジネス、専門分野に至るまで、幅広い分野に存在しています。

他のSNSと比べて、インフルエンサーマーケティングの市場が広い点が特徴的です。ライブ配信を行いつつ投げ銭を獲得できる、YouTuberにとってうれしい機能が備わっており、大きな収益を目指してYouTube挑戦する動画配信者が多く現れています。

TikTok

TikTokは、15秒のショートムービーを音楽に合わせて配信する動画配信SNSです。スマートフォンの縦型サイズに最適化されているため、多くのスマートフォンユーザーへ、ダイレクトに訴求することができます。

効果的な広告を出稿することもできますが、TikTokは10代~20代の若者中心に絶大な人気を誇っていますので、若い世代向けのサービスや商品を展開する際に、認知拡大を目的として効果的に活用すると良いでしょう。

Instagram

Instagramは画像や動画をアルバムのように組み合わせてアップロードするSNSです。きれいな画像や動画を使ったブランディングや、ノウハウを発信するツールとしても活用され、多くの企業が販促や認知強化のためにマーケティングに取り組んでいます。

ライブ配信やストーリーズ機能をうまく使い、若い世代を中心に幅広くリーチすることが可能です。インスタグラマーというインフルエンサーも誕生しており、インフルエンサーマーケティングが有効な媒体でもあります。

親会社であるFacebook社のユーザーデータをもとに、詳細なターゲティング広告を打てる強みもあります。

SNSマーケティングの成功事例

TwitterとInstagramを使ったマーケティング成功事例を2点お伝えします。

Twitterを使った成功事例

企業の公式アカウントを運用しつつ、自社ブランドに関連する情報発信を行います。目的はファンの創出なので、できるだけユーザーと同じ目線で運用することが望ましいです。自社サービスの興味がある人を、自社WEB サイトへ案内する窓口の役割も果たします。

空気清浄機やテレビで有名な家電メーカーのシャープでは、少し緩めな雰囲気で、ユーザーと接し、親しみを持ってもらう戦略をとっています。ユーザー目線を大事にし、自社にない機能をもった商品のことを尋ねられると、他社商品を勧めることもあります。

ユーザーとの緩やかな繋がりを実現し、ファンの創出を行っている点は、オーソドックスなSNSマーケティングの成功事例です。

Instagramを使った成功事例

Instagramは購買意欲が高い女性ユーザーが多く利用しているため、キャンペーン施策との相性が良いSNSです。キャンペーン施策は、ユーザーを巻き込みながら購買行動を促進します。

SNSキャンペーンが成功すると、フォロワー獲得、画像や動画を合わせた口コミの拡散、店舗やイベントへの誘導など、多くの成果が見込まれます。新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客へ感謝の気持ちをキャンペーンを通じて伝えることができる効果も大きなポイントです。

フラワーアレンジメントブランドMAGIQは、Instagramにて「MAGIQ×Instagram「スプリングギフト」キャンペーン」を行いました。

内容は、公式Instagramアカウントをフォローしたあとに、ハッシュタグ「#MAGIQスプリングギフト2020」をつけて、自分の作ったフラワーアレンジメントの写真を投稿するというものです。入賞者6名は店舗で使える商品券が、賞品としてもらえます。

画像つきのキャンペーン効果は、見た目のインパクトと合わせて多くの拡散が見込まれ、広く認知度アップにつながるでしょう。ユーザー参加型のコンテンツ集めはマーケティングにとても効果的です。

まとめ

SNSマーケティングは販促の強力な武器となりうる

SNSは正しい使い方を行った上で、マーケティングが成功するとかなりの効果が望めます。一方で失敗すると、信用が大きく失墜する可能性がありますので、注意が必要です。

成功のポイントは、ユーザー目線を持つことです。SNSを使っている人は、ゆるやかに繋がりをもとめ、多くの人と物事を共有、共感したいと思っています。

SNSというコミュニティに、企業がいきなり入り込んでいくと受け入れてもらえないでしょう。まずはファンの創出を目的に、緩やかなスタートを心がけましょう。

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